トップ > 地域支援心理研究センターについて > 設立趣旨
最近の日本社会では、小・中・高等学校の教育現場において学級崩壊、いじめ、校内暴力、学力低下、体力低下など多くの問題が山積しており、解決方法が見つからないままに場当たり的に対処しているのが現状です。
そこで早急に適切な対処方法を体系的に作り上げる必要があります。本センターは、生涯発達的な観点に立って健常な子どもを取り巻く地域社会、学校、家庭との連携をはかりながら、青少年の健全な発達のための環境のもつ教育機能を見つけるとともに、教育的援助のためにモデルの構築を行い、地域社会への専門的対応を行うネットワークを作り上げその核となります。
近年、幼児に対する子育て不安、幼児・児童の虐待、いじめ、不登校など社会の様々な状況の中で、児童・青年の発達や適応に関わる問題(PTSD、ADHD、LDなども含めて)、薬物依存症やアルコール依存症をはじめ様々な心理的症状が問題になっており、早急な心理臨床的対応が要請されています。
そこで本センターは、付属機関である「心のクリニック」を中心にして、地域における障害福祉センター、教育研究所および学校現場と密に連携を取りながら、専門的な心理臨床的な相談を行うことにより種々の心理的問題に対応していきます。
本センターでは、単に心理臨床の実践的能力の習得を目指して教育・訓練を行うだけでなく、基礎となる「人間理解」について広く深い研究をできることが必要と考えています。
そこで、本センターでは広く深い知識に根ざした研究をすることができる研究者の養成と、その研究成果に基づいて高度に訓練された心理臨床実践家の養成を行います。
そのために、非常に密接な個別指導(スーパーヴィジョン)を取り入れた教育実践プログラムを実施します。
さらに、「心のクリニック」のみにとどまらず、諸機関(家庭児童相談室、情緒障害児短期治療施設、精神病院、教育研究所、カウンセリング機関、その他)との提携の下にカリキュラムを作り、幅広い心理臨床の実践的素養を修得した人材の育成を行います。
本センターにおいて行われた研究の成果は、単に本センターにおいて活かすべく使用するのではなく、広く一般にその成果を公開して活用されるようにめざします。
そのために、本センター主催で公開シンポジウム、公開研修会、公開講演を行うとともに、ホームページおよびセンター紀要、心のクリニック紀要を通じて、研究成果の公開を行います。





